社内SEでやっていこう(かな)と考えていた私に、派遣業を勤めていた人が諭した言葉がある。
「プログラム言語も日々進歩してる。今度すごい簡単なのが出たとかで、プログラマはオマンマ食い上げになるってゆーよ」
善意だと分かっているが、凄い勘違いだと呆れた記憶がある。「道具が出たってプログラムは簡単になりませんよ」と説いたが、「どうやろうなぁ」と明らかに報道だか業界ニュースだかを信じてた。
「この英語教材を使えば、寝てても英語が話せるようになりますよ」
って宣伝を信じない人でも、
「この道具を使えば、素人でもプログラムが組めるようになりますよ」
って宣伝には騙される。
プログラム言語は「言語」であり、コンピュータと意思疎通(というか命令)するためのモノだ。だから最終的にはCPUに命令さえ通せれば、それこそマシン語でも構わない。あとは「通す前段階」としての変数だとかブロックだとかオブジェクトだとかプロジェクトだとか、人の側における管理上の問題になる。
Java開発にEclipseが欠かせない(@私)ように、開発ツールが強化されるのは良い事だ。しかしそれはプログラマの手間を省きこそすれ、プログラマの思考量を減らしてはくれない。便利なミキサーが登場しても、ミキサーは食事を作ってくれない。
この思考の部分、プログラマのプログラマたるゆえん、ソコこそが難しくて面白い。それを「道具に任せれば良いよ」とか手ぇ抜いてると、「分かってない人の作るトンチンカンなモノ」が出来上がる可能性が極めて高い。大手SIerがアホほどカネをとって子供のおもちゃを作るように。
本日のまとめ
言語を習得するのは、英語でもフランス語でもC言語でも、やっぱり大変。
…ところで、あれから5年ほど経つが、確かにプログラマーはメシを喰えていないように思う。彼の言う「素晴らしいツール」のためでなく、派遣業にありがちな首切りによって。勝負に勝って試合に負けた、みたいな感じかな!

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